HOYAとペンタックスの経営統合に向けた基本合意について

これを見ると、統合後は社外取締役5名、社内取締役5名(HOYA3名、ペンタックス2名)となっており、取締役会会長はペンタックスの浦野文男氏とある。

結局、新会社の取締役として就任できるのは浦野氏と森氏の2名だけで、あとは事業部長や、新たに子会社を設立したらそこの社長というポストでしかなくなってしまうのだろう。

やはりペンタックスの現役員にとっては面白くない統合なので反対したという見方が正しいのかもしれない(未だに統合しない方がいい説明が見あたらないし)。

仮に統合した場合、HOYAから見ればペンタックスの現経営陣は邪魔な存在だろうから、どこかの子会社に転籍していただくか、色つき退職金をもらって去っていただくかのどっちかなんだろうなー、多分。

ついでに委員会設置会社について「会社法マスター115講座」で調べたところ、所有と経営の分離をより進めた会社の形態とのこと。読んでてアメリカの会社に近い形態だと思った。もしHOYAの経営が芳しくなくなったとき、取締役会が新たなCEOを見つけてきて執行役のクビをすげ替えられるか、ちゃんとその役割を果たしてくれるのか見物である(そういう状況になってほしくないが)。それとペンタックスの現経営陣を執行役として指名しないよね?

統合後の組織についても載っているが、ライフケア分野(眼内レンズや内視鏡など)とオプティクス分野(光学レンズ)で統合、それ以外は現在の組織を維持。各社の直近の事業別売上高の推移を見ると、ペンタックスのライフケア部門が欲しかったのかなー、と(基本合意でも「医療関連分野を更なる成長の中核」といっているし)。ペンタックスのオプティカルコンポーネント部門は右肩下がりなので、何か補完するものがない限り旨みはないし、イメージングシステム部門は売上規模こそ大きいが畑違いだから分離もありえるかも。

この合併がどういう結末を迎えるのか、それによりペンタックスの現経営陣がどうなるのか。またうまく話をまとめられなかったとき、HOYAの執行役に対し取締役会がどういう判断を下すのか。

サラリーマン社長受難の時代の幕開けになるかもしれない。