新 賢明なる投資家 上
新 賢明なる投資家 下

図書館にあったので借りてきた。

注解なしのときと翻訳が変わったのかチェックしようとしたが、注解なしをブックオフ送りにしてしまったようだ。

「賢明なる投資家」はバフェットが影響を受けた本ということで、パン・ローリングから出版されたときはすぐに買ってきて読んだ覚えがある。

企業価値をどのように測定するのか、安全域をどのように測定するのか、バリュー投資のための分析手法がバリバリ書かれていると期待していたのだが、実際読んでみると「あれ?」であった。「ビジネスは人なり 投資は価値なり」などで既にバフェットに関する本を読んでいたせいかもしれないが、特に目新しさもなく、また具体的な分析手法がバリバリと書かれているわけでもなく、とにかく退屈であった(株式投資の本という勝手な思いこみもあり、債券投資について振れてあったのにはちょっとショックを受けた)。

今回注解付きってことで注解の部分しか読んでいないが、最近の事例や原著では軽く流されているところを掘り下げたりと、原著だけではピンとこないことも分かりやすく書かれている。ただ、文中に引用元を数行に渡ってバリバリ書くものだから、流れが途切れてしまって、とにかく読みにくい。

まだ読んだことがない人は、注解付きの方を図書館で借りてくるといいかと思います(2冊で約8000円はちょっと高すぎ)。