もう10年以上、三菱商事で純金積立をしているのですが、先ほど郵便受けを見たら以下の書類が届いてました(三菱商事:「金地金等の譲渡の対価の支払調書制度」に関するお知らせ)。

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ざっと読むと、来年1月1日から金地金や純金コイン、プラチナコインなどの売却額が200万円を超える場合は税務署にも伝えるからね!というもの。この10年間でゴールドの価格が4倍になったこと、ここ数年ゴールドに注目が集まっていることなどから考えて、取りっぱぐれないようにしようってことらしい感じです。

ちょっと「金地金等の譲渡の対価の支払調書制度」でググってみましたが、1回あたりの取引額が200万円超ってことらしいです。当然ギリギリ引っかからない200万円で複数回に分けて売却した場合も「これって1回の取引になるよね」って判断されることは想像するのに難しくないです。複数年にわたった場合も同じような扱いをされそうな気がします。「支給する年金だけでは生活できないから売ってるんじゃ!」といった場合も「なら申告しろ!」の一言で片付けられそうな気がします。それにあ200万円以下なら申告しなくていいかっていったらそんなことは無く、ちゃんと申告する必要があります。まあ、税務署が目をつけやすくしたってだけの話なんですかね。取りやすいところ、目をつけやすいところからってのは定石でしょうし。

それよりも保有期間の長短で税金計算を変えるのをやめてほしいです。10年以上前の書類なんて持ってないから仮に今売却した場合、確かみなし計算で申告するはずです。その税率がやたらに高くて腰を抜かしたのだけは覚えているのですが、詳しいことは忘れました。あと純金積立をしている場合、平均取得価格の計算ってどうすりゃいいんですかね。5年以内で全部売却していれば簡単ですけど、5年以上だとどうすりゃいいのか・・・。

まあ、あと20年は売却する予定はないので悩んだところで意味はないのですが(税制だって変わる可能性がありますし)。