今回は、日次評価法によるパフォーマンス測定をするExcelシートを公開します。

投資のパフォーマンスは人それぞれのやり方で求められていますが、ここでは「資産運用のパフォーマンス測定 第2版 ポートフォリオのリターン・リスク分析」で紹介されている方法で求めます。

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資産運用のパフォーマンス測定【第2版】
アセットマネジメントOne
金融財政事情研究会
2018-09-01


長所は正確なパフォーマンス測定ができること。短所は毎日資産残高を入力しなければいけないことです。

パフォーマンスの求め方をざっくりと復習します。

スライド3

証券会社で株式や投資信託、REIT、ゴールドなどの金融資産を購入し、残ったお金は現金残高として証券会社の口座に預けます。この2つを合わせてポートフォリオとし、ポートフォリオの資産価値が上がったり下がったりするのを記録してパフォーマンスを求めます。

ここで問題になるのは、ポートフォリオに入金や出金した時です。

仮にポートフォリオの価値は変わってないのに、入金により100万円増えた場合、この100万円は資産運用により増えたわけではないですから、取り除いてパフォーマンスを求める必要があります。

こういった入金や出金の影響を取り除いて資産運用のパフォーマンスを求める方法として、厳密法があります。パフォーマンスを簡便的に求める方法として、ディーツ法や修正ディーツ法などがありますが、それらより厳密にパフォーマンスを求めるから厳密法と呼ばれます。

この厳密法で毎日ポートフォリオの価値を評価してパフォーマンスを求める方法を日次評価法と呼び、今回紹介する方法になります。

スライド5

こちらが日次評価法によるパフォーマンス測定をするExcelシートです。金融資産の価値、現金残高、入金や出金の額を入力していくだけで、パフォーマンスが求められるようになっています。

また、L列にインデックスを入力することで、市場平均より上なのか下なのか分かるようにしてあります。

あとは最初の方で紹介した書籍を読んだり、Excelシートにいろいろと入力してみることで、使い方が分かるかと思います。

Excelシートは説明欄にDropBoxへのリンクを貼っておきますので、そちらからダウンロードしてください。

最後に、「インデックスに勝てないならインデックス投資に切り替えるべきだよね。何もしないで市場平均のリターンが得られるんだから」と電車の中でJKが言ってました。



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